【住宅ローンについて】

住宅ローンについては大きく2つの流れがあります。
各銀行が出している固定・変動型の住宅ローン住宅支援機構が行っているフラット35です。
フラット35は取扱窓口として各銀行や証券会社など色々なところで取り扱いが可能です。長所と短所を下記の表にまとめてみました。


   各銀行の住宅ローン フラット35 
メリット 変動金利や短期借入の場合、
『フラット35』よりも金利が有利。
申込から承認までの時間が短い(約1週間)
団体信用保険が付いてる。
変動と固定を合わせて借りるなど生活に合わせたパターンを選べる
 
銀行よりも有利な金利で長期固定金利で借りる事ができる。さらに『フラット35S』だと
当初10年間、1%金利優遇が受けられる。

繰上げ返済の手数料が無料(100万円以上から繰上げ返済が可能)
 
デメリット 長期固定金利では『フラット35』に劣る金利上昇リスクがある。
(現在の金利は異常に低いです。)
 
 申込から承認をもらうまでの時間が掛かる
(2週間〜1ヵ月と金融機関によって様々です)
書類作成が面倒
団体信用保険が付いていない。


独立行政法人として住宅支援機構が行っているのでフラット35の方が何かとメリットが多いですが、ローン決定までに時間が掛かる事や書類作成に手間がかかるなどデメリットも大きいです。特に10年以内で完済を計画している方は、逆に金利が高くなりますので注意が必要です。
ただ、物件によってはフラット35S(フラット35に金利優遇が付いたもの)を使えるものが多くなってきました。これは、フラット35Sを使った方がお得です。

ちなみに、どれくらいの金額を借りる事ができるかというとフラット35を使う場合は年収400万円以上の場合は年間返済額(自動車ローン等を含む)が年収の35%以下まで借りられます。
たとえば、年収500万円の方だと年間返済可能額が500×0.35=175万円。月の返済が(÷12ケ月)、14.5万円。
たとえば、金利(2.6%)で35年ローンを借りるとすると4000万円まで借りる事ができる計算になります。
この金額は借りられる最大の数字なので、実際はこの数字よりも低い金額で住宅ローンを考えないと、生活が厳しくなってきます。更に、自動車ローンやカードローンなどがあると、減額されてしまうので注意が必要です。
住宅ローンは
余裕をもって返済できる範囲で設定する事が大切です。不動産を購入してからも、修繕費固定資産税マンションなら管理費など年間を通すとかなりの額のイニシャルコストが掛かってきます。住宅ローンは借入可能額の90%以下に抑える方が良いと思います。

ちなみに、簡易的に借入限度額と月々の返済金額を計算できるエクセルファイルを作ってみましたので
こちらもご利用ください。(ローンシミュレーション簡易版)


PointB 余裕を持って住宅ローン


次回は賢い自己資金の増やし方です。

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